町工場の技術で生まれたアートジュエリー「Small Factory Ring」 大阪・心斎橋パルコで琺瑯技術を使った新作展

現代美術作家の田添かおりさんがデザインし、東京都大田区の町工場「矢澤製作所」が中心となって製作しているアートジュエリー「Small Factory Ring」の新作展が18日から4月2日まで、「心斎橋PARCO」4階の「SkiiMa Gallery」で開催されます。

大田区には金属など精密加工を行う町工場が多数あり、そこで産業向けに生産される小さな部品をヒントにして、これまで各工場が持つ特殊な技術を紹介するさまざまなコラボレーションモデルを展開してきたそうです。

今回は、新潟県燕市にある金属洋食器を手がける「高桑金属」の協力を経て製作された新作の琺瑯モデル。
金属製品でありながら、琺瑯のぽってりとしたコーティングにより暖かみを感じられるシリーズとなっているそうです。

「Small Factory Ring」の特徴は、リングの構造が指に装着するリングのパーツ、装飾のポイントとなるヘッドのパーツの2つからなっていること。その2つをネジ式により組み立てることで、初めて完成。そのためヘッドのパーツをいくつか持って多様な組み合わせを楽しむことができるのも魅力です。

普段使われている日用品の琺瑯は、ぽってりと厚く塗られ焼かれていますが、リングの場合は、パーツが小さくて繊細なネジがあるため、厚すぎてはネジが効かなくなります。そのため今回は、「高桑金属」が普段はやらない琺瑯の厚さに挑戦しているそうです。

新作展では、パーツを1個から購入できる販売会、新作の琺瑯モデルの展示、受注会が開催されます。

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