源氏物語の華やかな舞と幽玄な雅楽の音色を楽しむ 「星のや京都」が3月に「奥嵐山の舟遊山」

京都・嵐山にあり全室リバービューが人気の旅館「星のや京都」は2024年3月21日、22日、23日の3日間限定で、源氏物語に描かれる舞と幽玄な雅楽の音色を楽しむ「奥嵐山の舟遊山」を開催します。
同旅館の目の前を流れる大堰川(おおいがわ)で、源氏物語「胡蝶」の描写を再現した舞楽を鑑賞しながら、酒宴を楽しむアクティビティで、光源氏が春爛漫の六条院の御殿で舟楽を楽しんだ情景さながらに、優雅な時間を過ごすことができるそうです。

平安時代、天皇や上皇、あるいは大臣などの貴人を迎えての饗宴では、邸宅の前池に舟を浮かべて、その上で雅楽の演奏や舞楽の舞を行う舟楽を楽しんでいたとされます。
嵐山は、かつて平安貴族が別荘を構え、舟遊びを楽しんだ場所で、開催する「奥嵐山の舟遊山」は、その平安貴族が楽しんだ優雅な時間が経験できます。

今回は、大堰川に源氏物語絵巻再現した特別な屋形舟を浮かべます。「胡蝶」を舞うのは、源氏物語絵巻を再現した特別な屋形舟。竜頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)という、船首に竜の頭や想像上の水鳥である鷁(げき)の首を彫刻した二隻一対の舟で、参加者は大堰川の近くに設えた特設観覧席から舞楽を鑑賞します。

舞楽を鑑賞しながら、春の食材を使った酒肴3種と日本酒も楽しめます。酒肴は、稚鮎のコンフィ、山菜の天ぷら、鹿肉のローストで、稚鮎はじっくりと低温で調理し、山椒の香りをまとわせるそうです。鹿肉はかつて平安貴族も味わった食材で、滋味深い味と柔らかな食感が特徴です。

平安時代の酒宴でも賞味されていた食材を現代の調理法でさまざまな味わいに変化させているそうです。

開催時間は午後5時から6時で宿泊者が対象。舞楽鑑賞、日本酒と酒肴を含め料金は無料。

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