新宿中村屋がレトルト「熟成欧風チーズカリー」 3種のチーズで絶妙な濃厚感

大正から昭和にかけて、日本のカレーと言えばイギリス経由で渡ってきた小麦粉を使った欧風カレーで、スパイスの効いたインドのカレーはなかったそうです。そうした中で1927年(昭和2年)に売り出されたのが中村屋の「純印度式カリー」。スパイスの強烈な香りと日本人が見慣れない骨付きのゴロっとした大きな鶏肉で、日本人は初め戸惑いを隠せなかったそうです。

中村屋によると、当時、町の洋食屋のカレーが10銭から12銭程度でしたが、中村屋のカリーは80銭。しかし、それでもカリーの美味しさが多くの日本人に受け入れられ、「純印度式カリー」は中村屋の名物料理になったそうです。

「純印度式カリー」が名物の中村屋ですが、このほど売り出したのはレトルトカレー「東京洋食 熟成欧風チーズカリー とろけたチーズの濃厚感」。3種のチーズがとけ込んだ濃厚なコクに、熟成ルウの深みが絶妙に調和したチーズカリーの仕上げとなりました。

味わいに深みを持たせるため、厳選した「ゴーダ」「チェダー」「グリエール」の3種のチーズを絶妙なバランスでソースに溶け込ませ、さらにトッピングにもチーズを加えた2段仕込みにすることで、まろやかな濃厚感ととろける食感の仕上げとなっています。

また「果実・野菜を使用した上品でコク深い甘み」も特徴で、リンゴとイチジクのやさしく奥深い果実の甘みと、炒め玉ねぎやトマトのうま味のある甘みで深みのある味わいとなっています。

スーパーやコンビニなどで販売、希望小売価格は292円(税込み)。

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