コロナ禍で8割以上が「料理時間増えた」 困っていることは「レシピのマンネリ化」

新型コロナウイルス感染症でおうち時間が増える中、80%以上の人が料理の時間が増えた一方で、約60%の人が「料理が楽しい」と考えていることが、「エスビー食品」の調査で分かりました。

コロナ禍の料理で困っていることの第1位は「レシピのマンネリ化」で、みんな苦労していることが浮き彫りになりました。

エスビー食品の調査は、5月28日から5月31日の期間で、対象は20歳~69歳の男女。スパイスを1種類以上持っている男性300人、女性300人の計600人に対してインターネットによるアンケートを行ったものです。

「あなたは、コロナ禍で料理をする機会が増えましたか」との質問には、83.2%の人が「増えた」または「どちらかというと増えた」と回答。長引くコロナ禍で料理をする機会が増えたことが分かりました。

「あなたの現在の料理に対する意欲を教えてください」と質問したところ、「楽しい」または「どちらかというと楽しい」が64.7%、「苦痛」または「どちらかというと苦痛」とした人は35.3%となり、半数以上が楽しさを感じていること状況が判明しました。

その一方で「コロナ禍で料理について困っていること」を聴いたところ、「レシピのマンネリ化」が49.8%と最も多く、「献立を考えるのに疲れてしまう」42.3%、「料理をするのに疲れる」27.0%などと続いたそうです。

「コロナ禍でおうち時間が増え、新たなスパイスを購入しましたか」との質問には、新たに購入した人は26.2%。また、コロナ禍でスパイスを購入した人に、持っているスパイスの種類数を聴いたところ、80%以上の人が3種類以上のスパイスを保有していることが分かったそうです。

エバラ食品によると、コロナ禍の自宅での料理需要拡大で2020年度は、全ての加工食品カテゴリーの中で「香辛料」市場が最も伸長し、約100億円の販売金額増加となったそうです。 近年のスパイスカレーブームに加え、コロナ禍での自宅需要が後押しし、複数のスパイスを組み合わせた料理に挑戦する人が増えていることが影響していることなどが考えられるそうです。

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