幻のブランド牛「能登牛」でステーキはいかが? ふわっと溶ける極上の味わい

「今日のステーキはA5ランクだからさすがに美味しい」なんてよくいいます。しかし、実はこのA5ランクって美味しさを示す基準ではないことをご存じでしょうか?

A5、A4などとのランク付けのアルファベットの部分、「A5」だと「A」の部分となりますが、実がこれは、「その牛からどのくらい商品となる牛肉が取れるか」を示しています。Aならたくさん取れるし、Cならそれほどでもない、と言うことになります。

では「A5」の数字の部分は何を表しているのでしょう。これは肉質等級といい、「牛肉の色沢」「牛肉の締まりときめ」「脂肪の色沢と質」「脂肪交雑(脂肪の入り具合)」の4つを総合的に評価したランクです。1から5のうち、5が最高ランクになります。この4つの中で最も低い項目のランクが、その牛肉の肉質等級となるので、例えば「脂肪交雑(脂肪の入り具合)」が5でも、「牛肉の色沢」が3なら、その肉は「3」となるわけです。

何か、分かったようで分からないかもしれませんが、A5、A4というランクは、アルファベット部分は消費者に直接関係があるとは言えませんし、数字の部分でも牛肉の味に関する評価はしていないということになります。

最近は赤身が多い肉を好む人もたくさんいますが、結局、肉の美味しさはその人の好みとも言えます。

しかし、そんなランクの実態を知っても、A5ランクの肉は多くの人が美味しいと感じているのは事実です。確かに、とろけるような食感、甘さすら感じる脂肪の味わいは、まさしく高級和牛と言えるでしょう。

実は、日本の和牛はまだまだ世の中に知られていないものもあります。その1つが幻のブランド牛とされる「能登牛」です。和牛のオリンピックといわれる「第9回全国和牛能力共進会」で、脂肪に含まれるオレイン酸の含有量が最も高く、特別賞の「脂肪の質賞」を受賞し、口に入れた瞬間、ふわっと溶ける極上の味わいだそうです。

しかし、年間出荷頭数が2020年度で約1,000頭という稀少さから、ほぼ石川県内でしか流通していない幻のブランド牛です。

そんな能登牛の美味しさを県外の人にも知ってもらおうと、「株式会社届ける」がこのほど、ECサイトで販売を開始しました。

サーロインステーキ用、すきやき用とも200グラムで3,740円~。焼き肉用 は200グラムで2,860円~だそうです。

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