1番結婚できる出会いの場目指すプラットフォーム 結婚相談所繋ぐ連携サービス「SCRUM」

日本では少子化が急速に進んでいます。最新の2019年人口動態統計によると、2018年の出生数は前年比5万3161人減の86万5,39人で、1899年の調査開始以来過去最少を更新しました。

1人の女性が15歳から49歳までに産む子供の数の平均を示す合計特殊出生数は、前年の1.42から0.06ポイント低下し、1.36となりました。

結婚の晩婚化や、未婚の増加が出生率低下の要因です。未婚の増加とは言っても、結婚したくない人ばかりということではなく、「結婚相手と出会えない」ということも未婚化の要因となっています。

そうした中、結婚相談所連盟事業を運営する「エヌリンク」と業界屈指の歴史を誇る連盟組織「日本仲人連盟」が共同で「スクラム」という会社を設立、全国の結婚相談所を繋ぐ連携サービス「SCRUM」の提供を始めました。

「SCRUM」は、結婚相談所連盟は複数ありますが、異なる連盟の間でデータベースを連携させ、それぞれに所属する加盟店と会員の相互紹介が可能になるプラットフォームサービス。

「日本で一番結婚できる出会いの場」や、会員規模でも日本最大級のプラットフォームを目指しているそうです。

2021年6月時点で、SCRUMには、西日本で最大級の全国結婚相談事業者連盟は西日本で最大級の連盟と、創業45年を超え、業界のパイオニア的存在の日本仲人連盟の2つの結婚相談所連盟が参加。

全国1500店以上の結婚相談所が利用し、連携登録会員数は42,000人以上となっているそうです。

結婚相談所を利用する人は、登録会員が増えることで紹介数が増え、婚活がスムーズにできるようになるそうです。また、参加する連盟や相談所も自会員に紹介できる会員数が格段に増えることになります。

少子化対策は日本の大きな課題で、こうしたプラットフォームはすでに社会インフラとさえ言えるでしょう。

関連記事

ページ上部へ戻る