親子の時間を演出する体験型たき火台「小焚台」 焚き火とものづくり体験が一度にできる

東京都八王子市の創業57年の町工場「小沢製作所」がこのほど、ものづくりをしている町工場だからこそ着想できた「作る楽しみ」と「たき火」組み合わせたたき火台「小焚台」を発売しました。
親子で一緒に「作る」と「焚く」、「学び」と「遊び」を両立した新たなジャンルの商品と言えそうです。

「小沢製作所」は、創業以来「精密板金部品」の下請けをしており、食品の安全検査装置、エレベータ、医療用機器など社会にとって必要不可欠な製品の部品を製造していたそうです。

しかしそれは同社にとって「ただの部品であり、人々の役に立っている実感も薄く、やりがいの感じにくい仕事」。このため2019年に3代目社長が就任したことを契機に企業理念とビジョンを新たに策定し、「ユーザーに近いところでものづくりをしよう」と始めたのがアウトドア自社製品の開発と販売だったそうです。

発売した「小焚台」の組み立てに工具は必要なく、枠から部品を取り外し、裏面の端面に付属のやすりをかけ、折れ線にそって金属を曲げ、蝶ねじで留めれば完成。折り紙ができる子どもなら問題なく組み立てることが可能です。

また金属表面に絵を描くこともでき、クレヨン、色えんぴつ、油性マジックなど普段使っている道具で、自分だけのたき火台にデコレーションすることもできます。

「小焚台」は製品パッケージのままだとただの金属の板ですが、この製品は、金属の板をたき火台に工作するクラフト、そこから生まれるたき火というアクティビティ、そしてたき火をつかった簡単な調理という一連の体験を生み出すことができます。
希望小売価格は2,200円(税込み)。

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