2024年5月 青山商事が来年5月に創業60周年 新スローガン「スーツに、もっと進化を。」

「洋服の青山」で知られる「青山商事」が2024年5月6日に創業60周年を迎えるそうです。
日本の経済成長と共に歩みを始めた同社ですが、新型コロナウイルス感染症を契機としたテレワーク、リモートワークでスーツ環境が激変したことが大きく影響したことは否めないようです。
同社は、「これから迎える60周年は、さらなる変化が予想され」るとしており、「スーツに、もっと進化を。」とのスローガンを策定しました。

同社は1964年5月6日、紳士服を主として、食料・飲料品などの事業を行う企業として広島県府中市で創業。
その後、業界初となる郊外立地の紳士服専門店となる「洋服の青山 西条店」を1974年に開店して以降、郊外型店舗を中心に出店を続け、全国47都道府県すべてに店舗展開しています。

1991年3月期には紳士服専門店売上高国内1位となり、2000年には、未開拓の顧客層の拡大を目指し、これまでの洋服の青山と異なる新業態「ザ・スーツカンパニ―」を展開。
現在は、短期間で提供可能でリーズナブルなオーダーメイドブランド「Quality Order SHITATE(クォリティ オーダー シタテ)」の展開や、オフィスウェアのカジュアル化への対応、レディスアイテムやECの拡大を進めているそうです。

しかし、新型コロナがまん延した2020年度から連結、単体とも売り上げが急落。回復傾向にはあるものの、順風の中での60周年にならないのも事実のようです。
このため60周年を契機にスーツの「エコ・リサイクル」の進化、スーツの「機能・スタイリング」の進化、スーツの「コストパフォーマンス」の進化-の3つの「進化」に注力するそうです。

日本人の働き方、それに伴うスーツの未来がどうなるかは不透明な部分もありますが、同社には新しい時代に合わせたスーツの展開が求められそうです。

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