病院清掃の新資格検定が開始 従事者のスキル向上を目指し

新型コロナでは、あらためて日本の医療態勢に注目が集まりました。医師、看護師はもちろん、医療従事者の方々の献身的な努力が日本の医療を支えていることが浮き彫りになりました。

その医療の中でも地味な仕事になりますが、病院内の清掃も重要な業務です。患者の快適な療養を支えるために、清潔で衛生的な環境が求められ、感染症予防や院内感染対策の側面から見ても重要な仕事といえます。

そうした病院清掃業務にあたる人材育成などのための新資格「病院清掃検定」がスタートします。「一般社団法人日本病院清掃協会」が、病院清掃の品質向上と人材育成のため新たに作るもので、第1回の試験期間は2024年1月9日~1月22日に、全国200か所の試験会場にてCBT方式で開催されるそうです。

「病院清掃検定」は、病院清掃の従事者のスキル向上を推進し、清潔で安心な医療環境を提供するための取り組み。全国の病院清掃に従事している人たちが自信をもって作業に取り組めることを目指すそうです。

出題範囲は、病院清掃に関する基礎知識や技術、感染症予防の理解、病院・介護施設特有の事情、清掃マナーなど、幅広い領域をカバー。試験は学科と実技の両面で行われ、総合的な能力を評価するそうです。
普段から勉強している中の知識で充分合格可能な内容で、試験のためのテキスト販売や講義の予定はないそうです。

合格後の活用方法は検討中だそうですが、学科と実技試験に合格し、認定を希望された方は、認定者だけが入会できるコミュニティへの参加資格が与えられ、定期的な病院清掃トピック、最新資機材の情報提供を受けることが出来るそうでで、検定に合格することがゴールではなく、ステップアップの第一歩としたいそうです。

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