北海道当麻町の大自然満喫サウナに日本初のヘンプサウナ 欧米で注目の建材使い7月にオープン

北海道当麻町のサウナ・宿泊・キャンプ場の複合施設「Koti Private SAUNA Cottage」に7月、日本初となるヘンプを使った小屋で作られる〝ヘンプサウナ〟が設置されます。

「Koti Private SAUNA Cottage」は、築40年以上の空き家となっていた古民家を宿泊施設・サウナ施設に再生してオープン。その後、キャンプスペース・RVパークも備えた施設として昨年リニューアルオープンしました。

サウナ施設は、その土地の土や砂を用いて造られるアースバッグ工法によって建設された洞窟のようなサウナ2棟と、フィンランドから伝わる樽型のバレルサウナ2棟、そして新感覚の軽トラの荷台に載るサイズのサウナ室のあるサウナカーがあり、温度感も雰囲気もそれぞれ異なるサウナが楽しめると人気のスポットとなっています。

今回整備されるヘンプサウナとは、ヘンプを基にしたヘンプクリートを壁材として建築するサウナ。ヘンプクリートとは、大麻の茎(オガラ)と石灰を混ぜて作られ、ヨーロッパ、アメリカなどで注目されている新しい建材だそうです。

ヘンプシード、ヘンプオイル、CBDオイルなど健康推進や医療でも注目されている大麻ですが、建材としても今後の普及が期待されるカーボンネガティブな素材。この材料は、断熱性があり耐火性能も有し、ヘンプクリート自体はアルカリ性のため害虫被害もないという天然素材で、ホルムアルデヒドとも無縁です。

うまく利用すれば暖房効率を最大限に上げ、理想の快適空間を作ることが可能な素材として注目されています。

今回はその、ヘンプクリートを活用し、ヘンプクリートの普及に努める企業の協力やクラウドファンディングによる資金を用い、地域ボランティアらも参加して日本で初めてのサウナとして利用するそうです。

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