4年ぶりの「神田祭」、日本橋三越本店で特別展 「浮世絵や絵巻で見るー神田明神と神田祭展」

日本三大祭りの一つにも数えられる「神田祭」が11日から17日まで、4年ぶりに斎行されます。これに合わせ「日本橋三越本店」本館1階 中央ホールで10日から22日まで、「神田明神1300年 三越創業350周年ー浮世絵や絵巻で見るー神田明神と神田祭展」が開催されます。

神田明神は天平2(730)年に創建し、令和12年で1300年目を迎えます。一方、三越は延宝元(1673)年に創業し、令和5(2023)年で350年目を迎えます。
日本橋三越本店は、創業より氏子として神田明神の氏神様のもとで商売を営んでおり、神田明神が所蔵する神田明神と神田祭に関する絵巻物や錦絵など約30点が展示されるそうです。

展示されるのは「絵巻《神田明神祭礼絵巻 天・地・人》(3幅・全長約67mのうちの一部)」や、「浮世絵《名所江戸百景 神田明神曙之景》歌川広重初代」「浮世絵《神田御祭礼 湯島六丁分 金沢町しうじやくの獅子おどりやたい》鳥居清長」「浮世絵《東都名所見物異人神田明神社内 フランス》歌川貞秀」「浮世絵《オイレンブルク遠征図録明神楼門前風景》アルベルト・ベルク」「浮世絵《花競神田祭礼 尾上菊五郎》 豊原國周」など。

また、20、21日の2日間は、神田祭の神幸祭で巡行した二の宮神輿の特別展示もあります。「二の宮神輿」は少彦名命(すくなひこなのみこと)、通称えびす様のお乗り物で昭和48(1973)年、三越が創業300年を記念して奉納し、昭和50(1975)年より神幸祭で巡行しているものです。令和5年は少彦名命奉祀150年の年でもあるそうです。

会場では、令和元年5月に「天皇陛下御即位奉祝記念」として盛大に斎行された神田祭の様子を収めたDVDを放映。絢爛豪華な大行列が氏子の各町会を巡り町々を祓い清める神幸祭や、神田の町を練り歩きながら神田明神を目指す神輿宮入のダイジェストなどを観覧できます。

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