九州で製造された小型SAR衛星が7日に打ち上げ!衛星打上げパブリックビューイングも実施

電波を使用して地表の画像を撮る世界トップレベルの小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用を行う「QPS研究所」(福岡市中央区)の小型SAR衛星3号機「アマテル-I」、4号機「アマテル-II」を開発、鹿児島県にある内之浦宇宙空間観測所で7日、イプシロンロケット6号機によって打上げられます。

その打ち上げの模様を多くの人に見てもらおうと、福岡県の運営でリアルイベント、オンライン配信の両方によるハイブリッド形式のパブリックビューイングが実施されます。

QPS研究所は収納性が高く、軽量でありながら大型の展開式アンテナを開発。そのアンテナで強い電波を出すことが可能になり、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストとなる高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」の開発に成功。

現在はQPS-SAR1号機「イザナギ」、2号機「イザナミ」の2機を運用していますが、2021年5月には「イザナミ」により70センチ分解能という民間の小型SAR衛星として日本で最高精細の画像取得に成功しています。
今回、「アマテル-I」、「アマテル-I」を太陽同期軌道に投入することで地球観測サービスの全地球観測対応の強化を図るそうです。

10月7日当日は、福岡銀行本店広場がメイン会場となり、打上げの様子を大型モニターで見ながら、「QPS研究所」の大西俊輔社長が今回のプロジェクトの背景や自社の技術、開発秘話などを紹介。
打上げを見られる「IHIスペースポート内之浦」と中継を繋ぎ、現地から打ち上げの模様を見ることができます。

また、今回は九州の全7県の自治体がこのイベントに各地からオンライン参加し、「九州で製造された衛星が九州から打上がる」この機会を応援するそうです。

オンラインは、福岡県宇宙ビジネス研究会のYoutubeチャンネルでパブリックビューイングをライブ配信するそうです。

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