移住を決めた理由は「働き方や暮らし方を変えたい」がトップ「リモートワークができるから」も4人に1人

移住を決断した理由、32%が「働き方や暮らし方を変えたい」でトップ-。

新型コロナウイルス感染症を契機に大都市から地方圏への移住などが注目を集めていますが、高知市がこのほど実施した移住事情の調査で、こんな結果が分かりました。

調査は、これまであまり語られてこなかった移住ミスマッチ問題と真剣に向き合おうと、コロナ禍の2020年以降に移住を経験した日本全国の20〜59歳の男女600人に実施。移住の検討方法や移住後の暮らしについて調べています。

移住を決断した理由を聴いたところ、「働き方や暮らし方を変えたいため」が32.0%でトップ。次いで「リモートワークにより住む場所を選べるようになったため」が25.8%、「転職・起業」が22.8%、「実家の近くに住むため」が16.5%などとなりました。

約4人に1人が移住の理由に「リモートワークができるから」と回答しており、コロナ禍によりリモートワークという働き方が増え、仕事に関係なく住む場所を選べるようになったことで、移住を決断した人が多いと考えられるようです。

また、移住を検討している時に情報収集のための参加したイベントを問う調査では、移住関連イベントに参加した300人のうち、55.7%はオンライン移住相談会に参加していることが判明。

年代別にみると、20代では63.6%がオンライン移住相談会に参加、対面移住相談会への参加は29.9%でした。一方、50代ではオンライン・対面ともに50.8%の人が相談会に参加しており、20代よりも30~40代、30~40代よりも50代の方が対面移住相談会への参加率が増える傾向がありました。

移住前後の暮らしの充実度を問う調査では「移住後の方が充実している」と回答した人は全体で55.0%。そのうち、移住関連イベント参加者は62.7%と高く、イベント不参加者は47.3%と低い結果となり、イベント参加により15.4ポイントも差が出ました。能動的に移住した人の割合の差が影響しているとも考えられますが、イベントに参加したほうが移住後の暮らしが充実する可能性もあるようです。

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