ワインのように煎茶を楽しむ「ヴィンテージ煎茶・年代別飲み比べセット」

宇治茶の主産地、京都府和束町でお茶を生産する農業法人「D-matcha」がこのほど、3年間の煎茶を年代別で飲み比べる「ヴィンテージ煎茶・年代別飲み比べセット」を数量限定で販売しました。

一口にお茶と言っても、収穫された年によって味が異なるそうです。茶農家も「お茶の品質は1年として同じ年はない」と言うほどで、茶の味わいは、その年の気候や土壌の状態、栽培管理などによって変化するため、毎年違う味わいとなるそうです。

また、収穫直後の茶はフレッシュな香りが強く、旨味が強い茶は低温で熟成することでえぐみや渋みが抜けて、丸みを帯びたまろやかな味わいへと変化したりします。

大のお茶好きとして知られた徳川家康は、新茶を茶壺に封印し、冷涼な山間地の茶蔵にわざわざ運び入れ、茶を熟成させたといいます。毎年秋頃に蔵から取り出し、お茶壺道中を経て江戸城に運び込んでおり、自分好みの味わいに仕立てていたようです。

そんなお茶を茶農家ならではの視点で、ワインのように年別に味わいの違いを楽しむのが「ヴィンテージ煎茶・年代別飲み比べセット」で、2022年、2021年、2020年の3年分の一番茶がセットになっています。

春収穫の一番茶は「新茶」とも呼ばれ、冬に蓄えた養分が葉にのぼり、一年で最も旨味が強い茶となります。
茶は同一の畑で収穫した、品種「おくみどり」。違うのは収穫年だけになっていて、年代別の差異だけを楽しむことができるそうです。

煎茶品種「おくみどり」40グラム入り3袋(2022年産、2021年産、2020年産各1袋)で、価格は3,000円(税込み)

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