日本初のタロットカード美術館「東京タロット美術館」 希少なカードを展示、東京・浅草橋にオープン

星座や血液、四柱推命、水晶、手相など世の中にはさまざまな占いがあります。タロット占いもその1つで、78枚のカードで構成されています。

あまり日本では一般的ではないのかもしれませんが、西洋占星術や四柱推命などの占いが長期スパンを占うことに適しているのに対し、タロット占いは短期間の問題を占うことに適しているとされています。

タロットカードは単に占いの道具としてだけではなく、自己との対話のツールのほか、その芸術性や背景にある文化や歴史を愉しむ大人の嗜好品としての役割を担えるものだそうです。

そのタロットカードを集めた「東京タロット美術館」がこのほど、東京都台東区柳橋にオープンしました。

1974年に日本で初めてタロットカードを輸入販売した「ニチユー」が開設したもので、日本初のタロットカード専門美術館です。

「ニチユー」が保有する約3,000種のタロットカードのコレクションをもとに、館内では普段目にすることのできない希少なタロットカードの企画展示を行うほか、入手困難な絶版品を含む約500種のタロットカードを常時展示、販売します。

併設のライブラリースペースでは、ニチユーがこれまで販売してきた約1,000種類のカードの絵柄をオリジナルのカタログで閲覧できるほか、カードサンプルや関連書籍をくつろぎながらゆっくり鑑賞できます。

今後は、外部講師によるワークショップや講演会の開催、タロットや占星術を用いた対面セッション、タロットカードの原画展なども予定しているとのことです。

「東京タロット美術館」がある柳橋エリアは江戸中期から栄えた古い花街で、かつて東京六花街と呼ばれたうちの1つ。粋で洗練された花街時代の柳橋の息遣いを感じながら「東京タロット美術館」周辺を散策するのもオススメだそうです。

来館は日時指定の予約制で、入館料は500円(税込み)。

関連記事

ページ上部へ戻る