宮城県亘理町で東北の明るい未来を描く「芸術花火」 6月11日、伝統的な花火と音楽をシンクロ

東日本大震災で大きな被害が出た宮城県亘理町。その亘理町で6月11日、東北の明るい未来を描こうと、日本の伝統的な花火と音楽をシンクロさせた新しい「芸術文化」を創造する新しい花火大会「東北未来芸術花火2022」が行われます。

大会が開催されるのは、亘理町の「鳥の海公園」。亘理町荒浜地区は震災で津波に襲われ、多くの尊い命、当たり前だった日常は一瞬で奪われました。
しかし、多くの方々の努力があり、少しずつ街は復興の道をたどり、荒浜地区の津波被害の跡地にできた「鳥の海公園」は広大な大地にデザインされた復興の象徴として、さまざまな人が手を加えながら日々進化をしています。

「芸術花火」は、全国9都市でシリーズ、ツアー型で開催される花火大会。会場のロケーション、地域性を取り入れた大胆な演出や高度な技術で、従来の花火大会を芸術の域に押し上げたとされています。地域の人々が世代を超えて協力しあい、その土地の食、観光、宿泊なども連携して作り上げる持続可能な地域創生イベントとなっています。芸術花火シリーズの東北での開催は今回が初めてとなります。

一尺玉を始めとし、日本最高峰の花火師がつくる芸術玉を中心に約13,000発の花火が音楽にシンクロし、ノンストップで約60分打上げられます。
滞空時間や残存光を計算に入れ、1/30秒単位でコントロールされる花火は音楽のリズム、メロディー、楽器、歌詞、ボーカルに合わせて演出。そこには「起承転結」「喜怒哀楽」があり、一つの作品となるそうです。

開場は6月11日午後3時、午後7時半打上げで、終了は同8時半。全席有料で、個人協賛チケットが必要。椅子席(1人・全席指定)4,500円(税込み)、芝席ペア(2人)7,000円(同)、芝席ファミリー(5人まで)16,000円(同)、カメラマンチケット(1人、解説・ビブス付き、パーク&ライド駐車券付)15,000円(同)など。

関連記事

ページ上部へ戻る