工場夜景と鶴見線が楽しめる日帰りツアー 貸し切り列車だからできる全線走破

近年、「工場夜景」が人気となっています。人は巨大な構造物に畏敬し、ライトに照らしだされる工場の姿に圧倒され、煙突からたなびく煙に人間の営みを感じます。

決して美を追究してデザインされたものではなく、あくまでも機能を追求した結果なのですが、それが大きな価値観となります。

そんな工場夜景と鉄道の両方を楽しめるツアーが登場しました。日本旅行が企画した日帰りツアー「貸切列車で行く夜の鶴見線探訪 港湾・工場夜景の旅」。今回で2回目となるそうです。

ツアーは、鶴見・川崎臨海工業地区を走る都会のローカル線として知られるJR鶴見線で、夕刻後に貸切列車を運行して鶴見線全線を走破し、沿線の運河沿いの佇まいや港湾・工場夜景を楽しむものです。

JR鶴見線は神奈川県の鶴見を起点として、京浜工業地帯の中心部である鶴見・川崎の臨海工業地区を走る臨港線。多くの工場・倉庫などが林立するなかを縫うように走り、工場への引き込み線や、扇町・大川・海芝浦の3つの終点をもつ複雑な形態です。

そこを日没後に運行するので、遠望する高速道路には車のヘッドライトが流星のように走り、沿線の工場には保守用の照明が城郭を照らすように灯る神秘的な夜景が展開されるそうです。

通常は鶴見線ではほとんど例がない貸切列車の運行で、普段は運転本数が少なく全線乗車の障害となる大川支線を含め鶴見線全線を走破しますので、工場夜景ファンだけでなく、鉄道ファンも見逃せない企画です。 募集人員は最大94人で、旅行代金は大人9,500円、小人9,000円。

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