6割が「防災対策できている」 ポータブル電源の備えは約3割

近頃、富士山や岡山県などで地震が発生するなど、富士山噴火や南海トラフの大地震の危険性などが改めて注目されています。

実際にそうした災害はいつ起こるか分からないため、日頃からの備え大切です。

そうした中、ホームセンターを展開する「DCM」の「2021年度 防災意識・対策状況についてのアンケート調査」によると、「防災対策ができている」 とする人が約6割に達することが分かりました。

調査で、「家庭で防災への備えを具体的に行っているか」と聴いたところ、「十分できている」は17%、「まあまあできている」41%、「どちらとも言えない」15%、「あまりできていない」18%、「できていない」9%となり、「十分できている」「まあまあできている」を合わせると58%の人が何らかの対策をしていることが分かりました。

ここ数年、全国各地で自然災害が多発しているため、防災意識が高まっているようです。

地震・風水害別の防災対策状況は、地震対策については、何らかの対策を行っている人が56%に達していましたが、風水害への備えができている人は45%にとどまっており、風水害への対策が遅れ気味なことが判明しました。

非常食・飲料については、白米、ピラフなど「ご飯もの」が62%、タンパク質が摂れる「缶詰など」が57%だったのに対し、「ビタミンが摂れるジュースなど」は44%にとどまり、まだ関心が高くないことが浮き彫りになりました。こうしたジュースの備蓄の必要性についても「知らなかった」という人が12%に上っています。

また、スマートフォンの充電ができる個人用の充電器は55%の人が用意していますが、家族が使える大容量タイプの電源は28%にとどまっています。家族で1週間程度使用できるようにできる大容量タイプのポータブル電源の備えはまだ十分ではないようです。

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