久慈の琥珀の新作ジュエリー 奥深い温かみのある輝きが魅力

宝石といえば、ダイヤやエメラルドなどの鉱物や、真珠、珊瑚など動物に由来するものがよく知られています。しかし、それ以外に植物に由来する珍しい宝石もあります。それが「琥珀」で「アンバー」とも呼ばれています。

アンバーは数千万年前~数億万年の地球に繁茂していた樹木の樹脂が化石になったものです。それだけでも珍しいのですが、中には化石になる過程で古代の昆虫や葉、花、樹の皮などが自然に入りこんだ石もあり、これは、大変な希少性があり、学術的にも価値があるとされます。1993年に公開され大ヒットとなった映画「ジュラシック・パーク」には、アンバーに閉じ込められた蚊の化石からDNAを抽出して恐竜を復活させるというシーンが出てきました。

岩手県久慈市は、日本一のアンバー生産地です。「サザビーリーグエーアンドエスカンパニー」はこのほど、ジュエリー・アクセサリーブランドの「アガット」で、その久慈市のアンバーを使用した新作ジュエリーを発売しました。

久慈産アンバーは世界でも類を見ないほど古い地層から採れる希少な宝石ですが、その分脆いという特徴があり、そのままでは商品化できないものも数多くあるそうです。そのため「リファインド」という技術を使い、精製の過程で不純物を取り除き、純度を100%にまで高めながら、自由な成形をするができるそうです。

今回発売するのは、ネックレス、リング、ピアスチャームで、ネックレスはフクロウをモチーフにし、1枚1枚の羽根の立体感や温もりを感じるよう生き生きとした動物の魅力が詰め込まれています。

リングはマーブルカラーが魅力的で、フランス語で「木の年輪」を意味するセルンからインスパイアしたデザイン。ピアスチャームは、秋になると美しく色付く木の葉や木の実をイメージし、リファインドアンバーとゴールドのリーフが耳元で愛らしく揺れるそうです。

発売はアガット全店舗とA&Sオンラインストア。

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