NTT西日本グループがイチゴ「N.BERRY」を販売 ICT活用した閉鎖型植物工場で生産

近年、工場内で農作物を生産する「植物工場」が増えてきました。太陽光の代わりの光源にLED、土に代わって培養液などを使い、温度や湿度、空調など管理する未来型の農業です。農業関連以外の異業種からの参入も増えてきています。

NTT西日本グループも、農産物の生産に適する環境制御を可能とするICT(情報通信技術)を使った閉鎖型植物工場のイチゴの生産に取り組み、先ごろ、「N.BERRY」の名称でイチゴ販売を始めました。

NTT西日本グループは2018年から「いつでも・どこでも・誰でも高品質ないちごを安定的に生産できる」ことを目指し、イチゴ産地のJA高知県佐川支所苺部会と連携し、取り組んでいたそうです。

イチゴを生産する植物工場は、イチゴが自らのペースで水を吸収できるような灌水システムや元気よく活動できるようなLEDシステム、快適な気候を再現する空調システムを整備し、しっかり育ち、甘さを蓄えられるような環境作りに成功しました。

イチゴプラントの生産技術向上の企画を西日本電信電話、苺部会とのICTを活用した農業振興と地域活性化に関する連携はNTT西日本とNTTビジネスソリューションズ、農産物の提供はNTTビジネスソリューションズが行うなど、NTT西日本グループの取り組みとなっています。

「N.BERRY」は「hanafru 近鉄あべのハルカス店」で販売、「モンシェール あべのハルカス近鉄本店」では、N.BERRYを使ったスイーツを販売するそうです。

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