チーズをより豊富に入れた「クリーミーチーかま」 黒トリュフの香り楽しめるチーかまも

「チーかま」といえば、家飲みおつまみの定番の1つですね。製造・販売は「丸善」という会社ですが、今から約50年前に、商品開発の一環でドイツのソーセージに関する文献資料を調べていたところ、ソーセージの中にチーズを入れたものがあることを発見。そこで日本の伝統的な食品「かまぼこ」に応用できないかと試行錯誤して開発したのがルーツだそうです。それが蒲鉾とチーズの融合という絶妙の商品の誕生につながったわけです。

その「チーかま」を食べる際は、切り口に貼ってある赤いフィルムのようなものを剥がすのもちょっと苦労しますが、剥がしてからその切り口を拡げるためその部分を折ってみたりすると、中からチーかまがプニュっと出たりします。どうやってきれいに取り出すのが正解なのか、考えたりもします。

ところで、「チーかま」というとダイス状のチーズが蒲鉾全体に点在していますが、実は、「クリーミーチーかま」という、蒲鉾の中心に集中的にくちどけ滑らかな北海道クリームチーズが詰まっているものもあります。普通の「チーかま」が〝庶民派〟とするなら、こちらは〝高級版〟です。

その「クリーミーチーかま」ですが、「丸善」は9月6日、クリームチーズの配合量を25%に増やし、より滑らかな食感にリニューアルした「クリーミーチーかま口溶けまろやか」を発売します。

さらに、口溶けのよい北海道クリームチーズに黒トリュフを加え、クリームチーズと黒トリュフの香りを楽しめる「クリーミーチーかま香る黒トリュフ」も発売するそうです。

ここまでくると、もはや〝庶民派〟で酒のつまみの「チーかま」ではなく、コース料理の〝前菜〟にもなり得るような蒲鉾と言わざるを得ません。

ただし、希望小売価格は「クリーミーチーかま口溶けまろやか」、「クリーミーチーかま香る黒トリュフ」とも、35グラム×3本パックで260円(税込み)ですから、やはりチーかまはチーズがたくさん入っていても〝庶民派〟で間違いありません。

関連記事

ページ上部へ戻る