福島・白河市に「だるまランド」 工場見学や絵付け体験、合格祈願の神社も

今年は衆院選挙の年です。あと3カ月以内には選挙が行われます。選挙と言えば付きものなのが「だるま」。当選した候補者が「だるま」に目を入れているシーンは、テレビなどでも放映されます。

その「だるま」は、インドから中国へ仏教を伝えた僧侶の達磨をモチーフとしたものです。達磨が壁に向かって座禅を続け、手足が腐ってしまったという伝説にちなみ、手足がなく、顔だけが異様に大きい姿です。

一般的には赤色の張子で製作され、祈願する場合は左目に黒目を書き入れ、それが成就すると右にも黒目を入れる「目入れだるま」の風習があり、選挙の当選者がやるのはこの「目入れだるま」というわけです。

「だるま」は全国各地で作られていますが、福島県白河市で製造されているのが「白河だるま」です。その白河市で「見て、学んで、楽しんで」とさまざまな体験ができる観光施設「だるまランド」がオープンしました。

開設したのは、300年の歴史を持つ「白河だるま総本舗」。

施設は、築150年以上の歴史的建造物など5棟の建物を曳家リフォームなどしたもので、駐車場にはお城を彷彿とさせるような石垣が組まれています。

「見て、学んで、楽しめる」をテーマにし、作業場、展示場、学び場、物販体験場、だるま神社、屋外カフェの6つのエリアに分かれ、それぞれに楽しむことができる工夫が仕掛けられているそうです。

白河だるまの製造過程の工場見学や展示場、絵付け体験など仮想工場見学を組み合わせたワークショップ、合格を祈願するだるま神社、だるまを活用したアトラクション、地元企業と共同で企画・開発したお土産の販売など、白河だるまをメインに活用した体験型エンターテインメント施設となっています。 所在地は福島県白河市横町30、入場は無料。

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