店を「貸したい」「借りたい」人を繋ぐ「店タク」 独立を目指す人に注目の無料サイト
- 2021/6/19
- ビジネス
新型コロナウイルス感染症は、飲食業など零細店舗に大きな影響を与えました。時短や休業などの補償で、多くの零細飲食店がコロナ禍を乗り切っている一方で、経営が困難に直面した飲食店もあります。その結果、店を閉めざるを得なくなった経営者もいることでしょう。
飲食店に限らず、自分の店を開きたいとの夢を持っている人は少なくないようです。しかし、自分の希望に合った店を探すとなると、そう簡単なことではありません。
「いつか店を開きたいんです」「うち、使っていないからやってみなよ」-。こんな関係の中で店舗のマッチングができないかと考えた「ムジャキフーズ」が2020年12月に、〝地域活性化〟〝独立の夢を抱く人たちの支援〟を目的に運営をスタートした無料マッチングサイト「店タク」が、独立を目指す人たちなどの注目を集めているそうです。
たとえば、店をやりたくて探している人は「カフェを月2回程度(火~金希望)開きたい」「化粧品の小売り販売店を関東・関西・四国エリアで探しています」「パン製造および販売できる場所を探しています」「ストレスケア専門サロン(アロマセラピー、リフレクソロジー)を中心とする事業を始めたい」など多彩。
「店タク」はそうした声と、店を貸してもいいといった人をマッチングさせるもので、店舗の利用料や間借り日時などは基本、双方が決めるということです。
飲食店希望の場合は、「食品衛生責任者」や「防火管理者」は、利用させてくれる店主さんが所持していれば大丈夫だそうです。
「店タク」はサイト開設から約半年で登録者が1500人を突破。今後も増える見込みとなっています。 飲食業の場合は、新型コロナに加え、長年店をやっていた高齢の経営者が、店を閉めるケースも相次いでいます。そうした店を若者が活用できれば、店の持ち主だけでなく、地域活性化にも役立ちます。