万葉集で詠われた花々の塗り絵が登場 静かに心安らぐおうち時間を作ろう

新型コロナでおうち時間が多くなったと思いますが、多くの人が、仕事以外にどう時間を過ごすかということに頭を悩ませているかもしれません。

楽しいことをしたいということは当然ですが、たまには静かに集中しながらも心がやすらぐ時間を作りませんか。

そんな時間にピッタリなのが、大人向けの塗り絵。先ごろ、万葉集をテーマにした「おとなのスケッチ塗り絵 万葉の花 〜歌人が愛でた古の草花〜」(エムディエヌコーポレーション刊)が発売されました。

「おとなのスケッチ塗り絵」は、スケッチするように塗り絵を楽しむ、をコンセプトにしているもので、今回は万葉集約4500首の中から、植物を詠った和歌を選びイラストにしてあります。

有名歌人の和歌で登場する花や日常で目にする機会が少ない花、名前の由来がユニークな花など19の花を揃えています。

線画イラストは、生命感あふれるのびやかなタッチで描かれ、着彩イラストは、万葉時代の優雅でたおやかな雰囲気を表現し、透明感のある美しい色彩が特徴となっています。

また、イラストの対向部分には、花の由来や特徴に加え、該当する和歌も紹介されています。和歌の内容についても簡単に解説してあります。

万葉集は、元号「令和」の出典元として注目を集めました。雑歌・相聞・挽歌などの分類法をとり、歌体は長歌・短歌・旋頭歌があり、天皇や貴族、下級官人から防人などさまざまな身分の人が詠んだ日本最古の和歌集ですが、これまで万葉集にまったく触れたことがない人でも、楽しむこともできます。 著者は、水彩画の柔らかいタッチで子ども向け教材やノベルティ、パッケージやポスター、洋菓子店の包装紙など、さまざまなイラストの制作を手掛ける名司生(なつき)さん。B4変型判、64ページで定価1,320円(税込み)

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