2022年３月に定期運行を終了し、現在はイベント列車などとして運行中の小田急・特急ロマンスカー・VSE（50000形）全２編成のうち、１編成（50002×10）が９月24日に引退することが決まり、23日、24日に記念イベントが行われます。
残る１編成（50001×10）は12月の引退を予定として、ラストランに向けた限定イベントなどが順次行われるそうです。

23日、24日のイベントでは、２編成あるからこそ実現可能な特別企画「ありがとう50002編成～VSE２編成最後のランデブーミステリーツアー」を実施。これまで、３回にわたり実施してきた追いかけっこリレーと同様に、２編成による抜きつ抜かれつの走行や乗継ぎなどの特別な体験企画で、車庫内で２編成並べての撮影会も楽しめます。

また、9月10日から全３回の車窓風景や走行音など乗車体験そのものを満喫できるツアーや、50002編成単独の撮影会も実施されます。
９月９日は小田急で複数のロマンスカーや通勤車を手掛けた現役車両設計者がVSEの運転席や車内の特徴、連接台車をはじめとする車両構造などを詳しく解説し、参加者からの質問に回答するオンラインイベント「VSE車両技術講座」を行われます。

特設WEBサイトでは引退までの新たなツアー企画などの情報を順次発信するほか、イベント当日の様子などもアップされるそうです。
現在、特別企画「ありがとうVSE！～Special Thanks & Forever～」が展開されていますが、12月のVSE完全引退に向けて、一層コンテンツを充実させていくそうです。
また、引退後のVSEは、海老名駅隣接の「ロマンスカーミュージアム」での展示について検討しているそうです。