客離れが進む百貨店ですが、まだまだ百貨店は他にはない企画力などさまざまなノウハウを保有しています。三越伊勢丹が世界中から注目される日本の漫画・アニメーション作品などと協業、新たな顧客体験の提供とメディア芸術の魅力やオリジナル企画を紹介するポータルサイトを開設したのも、そうしたノウハウの活用と言えるかもしれません。

新たなメディア芸術のポータルサイトは「ISETAN　MITSUKOSHI　MEDIA　ARTS」で、三越伊勢丹オンラインストア内に開設しました。

サイトでは「ここでしか出会えない、ここでしか手に入らない、ここでしか体験できない。そんなトキメキのツボを、百貨店で磨き上げた目線で探し当て、企画制作し、あなたに届けたい」とサイトのコンセプトなどを説明。コンテンツは、「三越伊勢丹メディア芸術チーム」が取り組む各企画の紹介や、文化コラム、専用SNS（Twitter、Instagram）へのリンク、過去の企画、三越伊勢丹グループ内のアニメーション、漫画、エンターテイメント関連の企画情報紹介などを予定しています。

三越伊勢丹は4月に、映画・ゲーム・マンガ・アニメーション・エンターテイメントなどのメディア芸術部門に、商品企画力や店舗、オンラインストアなどのリソースを掛け合わせ、新たな顧客体験の提供など新しいビジネスモデルを推進するため専門部署も設立しているので、今回のサイト開設は三越伊勢丹の今後の方向性の１つにもなりそうです。

銀座三越では8月25日から、今年10周年を迎えるテレビアニメ「TIGER & BUNNY」を記念する「TIGER& BUNNY 10th Anniversary in MITSUKOSHI」

を開催する予定で、ヒーロー達をイメージした、限定コラボレーション商品などを受注販売する予定です。