カーボンニュートラルの取り組み80%弱が「進んでいる」 紙の削減30%強が「進んでいない」

カーボンニュートラルへの取り組みが進んでいる中、大手製造業の80%弱がカーボンニュートラルの取り組みが「進んでいる」とする一方で、紙の削減については30%強が「進んでいない」-。
現場帳票電子化ソリューションである「i-Reporter」を提供する「シムトップス」(東京都品川区)が実施した「大手製造業の紙の無駄に関する実態調査」でこんな結果が浮き彫りになりました。

調査は、従業員数1,000人以上の大手製造業の経営者、役員103人を対象にインターネットで実施。
「2050年カーボンニュートラルの実現に向け、あなたの会社ではカーボンニュートラルの取り組みが進んでいるか」との質問では「かなり進んでいる」が13.6%、「やや進んでいる」62.1%、「あまり進んでいない」13.6%、「全く進んでいない」7.8%、「わからない/答えられない」が2.9%となり、「進んでいる」としたのが75.7%に達しました。

「かなり進んでいる」「やや進んでいる」と回答した人に、「推進すべきと感じている取り組み」を聴いた(複数回答)ところ、「生産拠点でのエネルギー効率の改善」が78.2%でトップ、「温室効果ガス排出量の見える化」が67.9%、「省エネ対策(LED照明への切り替えなど)」が60.3%などという結果になりました。という回答となりました。

また、「あなたの会社では、紙の削減に向けた取り組みが進んでいるか」との問いでは、「かなり進んでいる」が22.3%、「やや進んでいる」が46.6%となった一方で、「あまり進んでいない」22.3%、「全く進んでいない」8.7%となり、まだペーパーレスに立ち遅れている企業も多いことが浮き彫りになりました。

「あまり進んでいない」「全く進んでいない」と回答した人に、「取り組みが進んでいない理由」について聴いた(複数回答)ところ、「紙の方が利便性が高いと感じるから」が40.9%、「紙記録の作業手順や管理が根付いており、変更に手間がかかるから」が27.3%などとなりました。

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