「寒い季節のほうが肩がこると感じる」人は61% 寒い時期に食べたくなる「辛い料理」と「肩こり」の意外な関係

「普段肩がこる」人は73%、さらに「寒い季節のほうが肩がこると感じる」人は61%-。
「パナソニック」がこのほど実施した「2023年肩こりと辛いものに関する調査」で、こんな結果が分かりました。

厚生労働省の国民生活基礎調査(2019年版)によると、「肩こり」は女性の自覚がある不調の1位、男性では2位と、いずれも上位にランクインしており、日本人にとって肩こりは永遠の悩みなのかも知れません。

調査は10月に20~50代の男女1087人を対象に実施。「普段、肩がこると感じるか?」との質問に対して、73%が「感じる」と回答。一方「感じない」と回答した方は27%にとどまり、7割以上の方が肩こりに悩んでいることが改めて浮き彫りになりました。

また「暑い季節よりも寒い季節のほうが、より肩がこると感じるか?」との質問では、「そう思う」が61%だったのに対し、「そう思わない」は30%にとどまり、多くの人が寒い季節のほうがより肩がこると感じていることが明らかになりました。

一方、寒い時期に欠かせないのが辛い料理ですが、「辛いものは好きか?」とたずねたところ、「好き」が67%、「苦手」が28%と7割近くが辛いもの好きであることが判明。男女別では、男性が「好き」70%、「苦手」22%だったのに対し、女性が「好き」64%、「苦手」32%と、大きな違いありませんでした。

辛いもの好きの人に、辛い料理が食べたくなるシチュエーションをたずねたところ、「寒い時」が51%で断トツの1位。また、「一番好きな辛い料理」については、1位は「カレー」で28%、2位は「キムチ鍋・チゲ」「担々麺・激辛ラーメン」が14%、4位は「麻婆豆腐」13%でした。

パナソニックによると、漢方&薬膳アドバイザー杏仁美友さんは「肩こりの原因の一つは、血のめぐりが悪くなること。薬膳の考え方では、血流促進することを血のめぐりを活性化するという意味で「かっけつ(活血)作用」と言います。辛い食べ物の代名詞・唐辛子にはかっけつ作用はないものの、薬膳の中でもっともからだを温める〝大熱〟に分類され、からだを温める効果があります。温性・熱性の食べ物でからだを温めることも効果的」とコメントしています。

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