奥会津ならではの体験しませんか? 来年2月25日まで「奥会津体験博覧会 せど森の宴2023」

福島県の南西地域は「奥会津」と呼ばれています。柳津町、三島町、金山町、昭和村、只見町、南会津町、檜枝岐村の7町村の総称で、豪雪地帯であることから雪で閉ざされた環境を生き抜くためにさまざまな工夫や知恵が生まれ、世代を超えて受け継がれています。

その工夫や知恵など〝地域ならではの体験〟をしてもらおうと2024年2月25日まで、「奥会津体験博覧会 せど森の宴」が開催されており、各体験プログラムの予約を受付ています。

同イベントは、地域住民が案内人となり「生活や地域に根付いたありのままの体験」を現地に訪れた人に提供する「着地型観光」のモデル。
古くからの伝承なども含め、身の回りにある地域資源を活用した「奥会津ならではの体験交流型プログラム」を提供することで、地域内外の人々の交流機会を生み出し、関係人口の増加、奥会津地域の活性化を目指しているそうです。

プログラムには、「飴よばれ」や「しめ縄作り」など地域の文化を体験するものから「渡し乗舟体験」や「スノーシュー」など自然を体験するもの、「ブナの葉の草木染め体験」や「裁ちそば」やなどワークショップ形式のものなど多種多様。

南会津町で体験できる「飴よばれ」とは、雪国の貴重で贅沢な甘味品を、仲の良い奥様だけを家に招いて一緒に食べる風習で、「飴よばれ」の「飴」とは、雪深いこの地域の昔からの郷土料理。雪が降る前から飴づくりの準備を始め、お米のエキスをゆっくりと煮詰めることで、自然な甘さを引き出すのが秘訣。
この土地ならではの味を楽しみ製法を継ぎながら、今も姉様たちがヒミツのお茶会をどこかで開いています。

また、江戸時代より親から子、子から孫へと檜枝岐歌舞伎が伝承されている檜枝岐村では、その270年の歴史を持つ檜枝岐歌舞伎の特徴的な化粧を体験できます。見本を参考に参加者自身で化粧をしますが、歌舞伎役者が丁寧に教えてくれるので、初めての人や子どもでも安心して楽しめるそうです。

各プログラムへの申し込みは公式webサイトから。

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