白磁で京都の歴史と四季を味わう 「京料理 箔」が特別プラン

京都の三条大橋からほど近くの鴨川沿いにある「京料理 箔」が、有田焼窯元・深川製磁が手がけた透けるような白磁で京料理を楽しめる特別プランを販売しています。

同店は、幕末当時は「四国屋丹虎」という料亭。丹虎は土佐四天王の一人である「武市半平太」が上洛の折、暮らしていた場所とされているそうです。武市が過ごしていた「半平の間」の床の間や、玄関にある箱階段跡が残る土壁は当時のままの姿で残存。各部屋には偉人たちの書を設えるなど、歴史を受け継いできた証を随所に感じることができます。

深川製磁は、1894(明治27)年に深川忠次により日本の磁器発祥の地といわれる有田で創設された老舗窯元。生地生産から釉薬及び絵具の調合、染付、上絵まで一気通貫し生産する工房スタイルから生まれる深川製磁特有の技術を集結した高品質な器は、世界中で人気を集めています。

特別プランは同店の京料理と深川製磁の器が融合するもので、料理長がこだわり抜いたお出汁と「はしり」「さかり」「なごり」を楽しめる旬の食材で用意。これまで同店では、深川製磁の展示販売会を開催したことはありますが、料理全てを深川製磁の器で提供するのは今回が初めてだそうです。

特に、深川製磁の白磁は 1350 度の高温度還元焼成の窯で、芯まで焼き切ることで生み出される透き通るような白さから「透白磁」で、「コーヒー碗皿」「平蓋物」「七宝蓋物」「菊割親皿」「バタートレイ」「珠型大蓋物」「2626陶板」として使われます。

また、当日使用する深川製磁のお茶碗(石畳紋 丸平3.3飯碗)は、お土産として持ち帰りできるため、自宅でも深川製磁と共に食事を楽しめます。

季節の会席で価格は50,000円(税、サービス料込み)。

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