「生活習慣改善プログラム」で体重や肝機能改善 小林製薬×オリオンビールの実証実験

血糖値対策サプリメントなどによる生活習慣改善を進めれば、体重や肝機能、血糖値などの改善が期待できる-。
「小林製薬」と「オリオンビール」が沖縄県でのSDGsへの貢献を目的に実施している「生活習慣改善プログラム(血糖値対策)」の実証で、こんな結果が分かりました。生活習慣の改善による血糖値対策への意識が広まれば、より健康的な社会が作れそうです。

厚生労働省の調査によると、男性の19.7%、女性の10.8%が糖尿病に罹患しており、なかでも沖縄県は糖尿病の死亡率が高い地域のひとつとされています。そのため、血糖値対策サプリメント「サラシア100」を販売している小林製薬が沖縄県に本社をおき、健康経営に力を入れているオリオンビールとパートナーシップを組み、今回のプログラムが発足したそうです。

同プロジェクトは、血糖値が気になるオリオンビール従業員26人が2月1日から9月30日まで、適度な運動や〝休肝日〟の設定など、生活習慣の改善に取り組みながら、小林製薬の血糖値対策サプリメント「サラシア100」を6カ月間摂取し、被験者の健康状態や意識・行動変容の様子を確認した実証実験。
被験者は7月末までの6カ月間のプログラムを実施後、健康診断を受診したそうです。

その結果によると、体重は平均で70.1キロから68.7キロになるなど被験者24人で有意な減少がみられたほか、肝機能も被験者24人でAST(GOT)が28.3IU/Lから23.4IU/Lにと4.9IU/L減少し、有意な改善効果がみられたそうです。
また、血糖値が90mg/dlより高い人20人で、空腹時血糖値の改善傾向がみられました。
生活習慣の改善による血糖値対策を行うことで糖尿病対策ができそうです。

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