「肌あれ対策」の意外な落とし穴! 「薬」を使うべきなのに「スキンケア」多数派

肌あれ対策として「治療薬(医薬品)」が必要なのに「スキンケア(化粧品)」で対処している人が多数派-。マスクの常用で肌の悩みを抱える人が増加している中、「資生堂薬品」が実施した「肌あれへの対処」をテーマにした調査で、こんな結果が分かりました。

調査は、マスクを常用し、かつ1年以内に肌あれを経験したことがある20~40代女性500人を対象に実施。

「マスクを常用するようになってからの肌の状態」を聞いたところ、73%が「肌あれしやすくなっていると感じる」と回答し、「肌あれが悪化しやすくなっていると感じる」と答えた人も61%で、マスク生活により肌あれの深刻化を実感している人が多いことが分かりました。

また、肌あれの症状別に「症状が生じた際の対処の有無」、「対処方法」については、「かぶれ」や「ただれ」などの症状にならない限りは、「スキンケア」での対処にとどめる人が多く、市販薬・処方薬といった肌あれの「治療薬」で対処する人は少数派だったそうです。

同社によると、「化粧水が沁みる」「ヒリヒリする」「赤くなる」「皮がむける」「かゆみが生じる」「ぶつぶつができる」などの症状はすべて、肌の「炎症」が起きている状態で、本来は治療薬での対処が必要だそうです。

しかし、この調査では、本来治療薬を使うべき多くの症状でも対処方法としては「スキンケアのアイテムを変える」がトップになっていて、炎症が起きている肌に、市販薬や皮膚科の処方薬などの「治療薬」で正しく対処できている人は少ないという現状が浮き彫りになりました。

「肌あれの治療薬を使用することに対して、ハードルを感じたことはありますか?」との問いに51%が「ある」と回答しているそうですが、肌の異常を感じたら薬剤師や専門医に相談することが必要ですね。

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