渋谷に茶畑! 幻の銘茶「渋谷茶」復活プロジェクト 新たな土産の開発、体験コンテンツの創出目指し

東京・渋谷。若者文化や流行の発信地である若者の街ですが、最近は、渋谷のランドマークとも言えるスクランブル交差点などを目当てにした外国人観光客の〝観光名所〟にもなっています。

そんな渋谷ですが、明治時代に松濤エリアでお茶の栽培が始まり、周辺一帯には茶畑があったそうです。その後、静岡茶や宇治茶の流入、土地の宅地化が進むなど環境の変化により「渋谷茶」の栽培は行われなくなりました。

そんな「渋谷茶」を復活させるため「渋谷区観光協会」が「伊藤園」「プランティオ」「ゼットン」などと協力し、(代表取締役社長:鈴木伸典、所在地:東京都渋谷区)と共に、「幻の銘茶『渋谷茶』復活プロジェクト」をスタートさせました。「渋谷ブランド」の創造、新たな土産の開発、体験コンテンツの創出を目指すそうです。

2019年に「伊藤園」が渋谷区の協力のもと鍋島松濤公園に現存していた「渋谷茶」の樹を見つけ、そこからわずかながら苗木を静岡県で育てており、「渋谷茶」は今でも息づいています。

現在の渋谷からは茶畑を想起することはまったくできませんが、「復活プロジェクト」では今後、「渋谷茶」の苗木の供給や「渋谷茶」の普及啓蒙活動、情報発信など渋谷の新たなコンテンツの創出に取り組むそうです。

11月9日には渋谷ヒカリエホールで開かれる渋谷のアイディア会議「SOCIAL INNOVATION WEEK 2023」で、「幻の銘茶『渋谷茶』復活プロジェクト始動!渋谷を彩るあらたな体験コンテンツ」と題しアイディアセッションも行われます。

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