関東大震災から100年。半数以上の人が自宅に防災セット 8割以上の人が地震のリスクを感じる

8割以上の人が地震のリスクを感じ、半数以上の人が自宅に防災セットを用意―。
今年は関東大震災から100年という節目の年。「一条工務店」がこのほど実施した「防災に関する意識調査2023」で、こんな結果が分かりました。

調査は全国の男女914人を対象にインターネットで実施。調査で「身近で発生するリスクがあると感じる災害は何か?」(複数回答)と聞いたところ、「地震」が84.2%でトップ。続いて「台風」54.8%、「豪雨」50.9%、「火災」37.3%、「河川の氾濫」32.7%などとなり、8割以上の人が地震のリスクを感じていることが分かりました。

さらに、「5年以内に自分自身が大きな地震に遭う可能性があると思うか」との問いには、「とてもそう思う」が25.9%、「ややそう思う」が54.5%となり、約8割の人が、5年以内に大きな地震に遭う可能性があると思っていることが浮き彫りになりました。

また、「自宅に食料や飲料水、衛生用品などの防災セットを用意しているか」との設問には、半数以上の54.5%が「用意している」と回答。
さらに「用意している」と回答した人に、「防災セットの点検や入れ替えを、どのくらいの頻度でしているか」と尋ねたところ、「半年に1回」が17.7%、「年に1回」が39.8%となり、6割近くの人が半年~1年に1回の頻度で点検や入れ替えをしていることが分かったそうです。
その一方で、1割強の人が4年以上点検や入れ替えをしていないことも分かりました。

「住まいの地域で線状降水帯が発生すると予報された場合、危機感を感じて何らかの対策を取るか」との設問には、危機感を感じる人は9割以上に上る一方で、「危機感を感じるが対策はしない」という人が約4割いることも分かりました。

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