かつて1980年代後半から1990年代初めに〝地酒ブーム〟がありました。地方の特色ある酒蔵が作り出す酒に注目が集まり、若い女性を始め、日本酒を飲むことがオシャレになりました。

そんなブームは落ち着きを取り戻しましたが、日本酒人気は現在も根強いものがあり、日本酒ファンも依然として多いようです。中には自宅に自分の好きな日本酒をストックしている人も珍しくありません。

そうした中、「サンコー」（東京都千代田区）がこのほど、一升瓶を縦置きできる日本酒冷蔵庫「俺の酒蔵」を、同社公式通販サイトや直営店などで発売しました。

日本酒のおいしさを維持するためには縦置き保管をするほか、温度管理や紫外線を避けることが重要です。
横置きにすると、酒が空気に触れる面積が増えるため酸化が進み、適正な温度管理をしないと、〝老香（ひねか）〟と呼ばれる劣化臭の原因になったり、紫外線に当たると〝日光臭〟が発生したりするそうです。

「俺の酒蔵」は一升瓶を立てたまま５本収納できる日本酒専用冷蔵庫。サイズは幅43センチ×奥行き45センチ×高さ56センチで、家庭用冷蔵庫と同じコンプレッサー方式を採用し、しっかりと冷やすことが可能です。
庫内に搭載されたファンにより冷気を循環させ、フロントパネル上部のタッチパネルで温度設定は3～18度まで1度単位で設定できます。

また、紫外線カットガラスパネルを採用し、中に入れた銘柄を外から見ることが可能。LED灯を備え、パネルをタッチしLED灯のオンオフができ、酒をほんのりと照らします。

付属のラックをセットすれば、ビールやワインを入れて冷やすこともでき、静音設計で寝室においても気にならないそうです。
価格は36,800円（税込み）