江戸東京博物館 館外展示「隅田川-江戸時代の都市風景」 7月7日から千代田区立日比谷図書文化館で

「千代田区立日比谷図書文化館」(東京都千代田区)の1階特別展示室で7月7日から8月6日まで、「隅田川-江戸時代の都市風景」展が行われます。

昨年4月から大規模改修工事のため休館している「東京都江戸東京博物館」の館外展示で、江戸の人々にとって輸送の大動脈であると同時に、名所として深く親しまれてきた隅田川について、同館収蔵品を中心に紹介します。
また、会場となる千代田区の文化財の紀伊国屋三谷家コレクションから、歌川広重(2代)や歌川豊国(3代)が手掛けた作品も展示されます。

展示は「隅田川にまつわる物語(プロローグ)」、「隅田川を眺める(第1章)」、「隅田川の風物詩(第2章)」、「都市東京の隅田川―江戸から東京へ(エピローグ)」で構成。

「隅田川を眺める」では、江戸東京博物館の「『隅田川風物図巻』(複製・部分) 影からくり絵」などを通じ、隅田川の光景がどのような切り口で描かれているかについて紹介。

第2章の「隅田川の風物詩」では、江戸の人々が春の花見、夏の涼み船、秋の月見、紅葉狩り、冬の雪見といった行楽や、寺社の祭礼、雛祭り、七夕などの年中行事に親しんでいたことに焦点を当て、同館所蔵の「『東都両国ばし夏景色』 安政6年(1859)」などさまざまな季節を盛り込んだ隅田川の名所を描いた絵画を紹介します。

エピローグの「都市東京の隅田川―江戸から東京へ」では、江戸幕府が終焉を迎え、時代が明治に変わると、隅田川にも大きな変化が訪れたことなどを紹介します。
観覧料は無料。

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