ユナイテッドアローズが「KISARAZU CONCEPT STORE」に参加 廃棄対象商品の極小化、廃棄時に発生するCO2排出量の削減も

「ユナイテッドアローズ」は、サステナビリティ活動「SARROWS(サローズ)」の取り組みとして、千葉県木更津市に6月8日にオープンする「KISARAZU CONCEPT STORE」に参加します。新品ながら倉庫に眠るデッドストックを同ストアに出品することで消費者と商品の出会いの場を創出するほか、在庫消化促進による廃棄対象商品の極小化と、廃棄時に発生するCO2排出量の削減につなげることを目指すそうです。

「SARROWS」は、ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動の合言葉で、「Sustainability」の「S」と、「ARROWS」の「A」を掛け合わせた造語。
同社は2020年4月、サステナビリティ推進の指針として5つのテーマと16のマテリアリティ(重要課題)を制定。
さらに、22年8月、2030年に向けた3つの活動目標:「Circularity(循環するファッション)」、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」と、この3つのカテゴリーに紐づく数値目標を設定し、具体的な取り組みを進めるとともに、その進捗状況を積極的に情報発信していくそうです。

「KISARAZU CONCEPT STORE」は三井不動産がオープンするストアで、これまでの商流では消費者に届けられなかった規格外品やデッドストックなどの服に光を当て、新たな買い物体験を提案。新素材やアップサイクルなど新しいモノづくりの技術を紹介するなど、ファッション業界の未来を考えながら新たなサイクルを生み出す実験場といえます。

各参加企業によるアイテムが約3,000平方メートルの空間にずらりと並ぶほか、洋服や残布を新たな技術により別の素材に生まれ変わらせる取り組みを紹介するファクトリーラボ、賞味期限間近やエシカルな食料品が並ぶ食物販コーナーなども併設されます。

「ユナイテッドアローズ」は、「倉庫に眠る服に光を当て直し、届くべき人に届ける。それができなければアップサイクルや新たな技術で別のものへ生まれ変わらせ、新たな価値として違う使い道を作り出す」という同施設のコンセプトに賛同し、パートナー企業としての参加を決めたそうです。

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