日本初!3Dプリンターの住宅完成  24時間で施工を完了

3次元的なデジタルデータを基に立体的な物体をつくりだすことができる3Dプリンター。今では家庭用から業務用まで幅広い分野で使われるようになりました。

そんな3Dプリンターを活用した住宅がこのほど、日本で初めて完成しました。作ったのは日本初の3Dプリンター住宅メーカー「セレンディクス」(兵庫県西宮市)で、世界最先端の家(Next House)を創る事を目的に2018年8月に設立されたそうです。

施工が行われた愛知県小牧市にある「百年住宅小牧工場」で、海外のコンソーシアム参加企業である3Dプリンターメーカー2社と共同して躯体を出力。
躯体は約20トンに達しましたが、組み上げは3時間で完了。防水処理や開口部などの住宅施工を含めて23時間12分で完了したそうです。

同社は「家を24時間で創る」という開発目標がありましたが、これにより目標を達成。今後さらなる施工時間短縮を目標に据え、施工工程の内3分2の時間がかかった外壁の塗装などの仕上げ工程を、3Dプリンターで出力できる設計に変更し、仕上げ施工箇所のロボット化を進める検討を始めているそうです。

構造形式は、鉄筋コンクリート造(RC造)で、3Dプリント部分はRC構造の型枠(打ち込み型枠)としても機能。構造躯体はヨーロッパ基準の断熱性能をクリアしたリブ補強された2重構造により設計されているとのことです。高い日本基準の耐震性能を満足させる構造設計は、日本のエンジニア陣が行っています。

同社は、これを基にグランピングや別荘、災害復興住宅に対応し、24時間以内に施工可能な球体住宅「Sphere」をコンソーシアム参加企業向けに、10平方メートル300万円で販売するそうです。

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