岡山県の寺院「大仙院」がペット供養 愛犬の死を乗り越えた現役住職が自ら

愛犬や愛猫-。家族同様に生活を共にしている人も多いようです。そんなペットが死んでしまうと体の一部をもぎ取られたような気持ちになるかもしれません。手厚く葬ろうと思っても、どうやっていいか分からず、自宅でペットの遺骨を保管している人もいるそうです。

家庭で安置しているペットの亡骸を寺で現役住職が供養してくれるサービスが登場しました。
岡山県笠岡市の「大仙院」が2月1日からスタートさせる新サービス「大仙院ペット供養」で、このほど予約の受付も開始しました。

「大仙院」の住職・増井博さんも家族の一員だった愛犬「ジュリー」との突然の別れを経験したそうです。その際、ペットを亡くした経験のある多くの方が「いまだに自宅でペットの遺骨を保管している」という事実を知り、「愛犬、愛猫の死と向き合う飼い主さんの悩みを解決してあげたい」と今回のサービス開発につながったそうです。

ペットの火葬場はありますが、「ペットの埋葬供養」の施設少なく、ペット供養を寺もわずかしかありません。

大仙院は現存している記録によると、明治時代から昭和初期にかけて「馬や牛」などの動物の供養を代々行っていた寺院だそうです。

住職として代表役員を務める宗教法人「大仙院」は、鳥取県西部の霊峯伯耆大山の主尊である大仙智明大権現を分祀勧請して本尊に迎えた寺で、「古来より伯耆大山の仏神は、牛馬等の動物供養に法験効力が高い仏神として名高く、よってペット供養を施す寺院として最適」とのことです。

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