アルベルト・アインシュタイン博士といえば、特殊相対性理論や一般相対性理論などで物理学の全領域にわたり多大な業績を残した物理学者です。そのアインシュタイン博士1922 年12 月17 日に「奈良ホテル」（奈良市）に宿泊しています。

その「奈良ホテル」が、アインシュタイン博士来館100 周年として、まさに博士が宿泊された100 年後の12 月17 日に、1 日限りの特別イベント「博士が弾いたピアノと美食フレンチ～Beyond the Time ～」を開催します。

「奈良ホテル」は1909 年、関西の迎賓館として誕生。今日まで国内外の数々の賓客を迎えていますが、その内の１人がアインシュタイン博士です。

その時にアインシュタイン博士は1900 年頃のハリントン社製アップライトピアノを弾いたそうですが、そのピアノは10 年前に補修し、普段は本館ロビー「桜の間」に調度品として展示しているそうです。

製作以来100 年以上が経過しており希少価値が極めて高いと言えますが、100周年を記念し、博士が弾いたピアノの音色を鑑賞してもらいといという思いから今回のイベントが生まれました。

イベントではプロのピアニストによるピアノ演奏に加え、バイオリン愛好家としても有名な博士にちなんで、ピアノとバイオリンの二重奏や、同ホテルが所蔵するもう１台のピアノで、こちらも100 年前に製造されたスタインウェイ社製のグランドピアノとの音色の聴き比べも楽しめるそうです。

コンサート後は、シェフのこだわりが詰まったこの日のためだけにアレンジするイベント限定の美食フレンチを、ソムリエセレクトのワインとともに用意。「スクランブルエッグ キャビア」「海の幸のサラダ仕立て」「パテアンクルート」「オマール海老のストラスブール風」「シャーベット」「国産牛フィレ肉のグリエ 冬野菜」「ガトーショコラ バニラアイス」などのディナーコースとなっています。
料金は20,000 円（税、サービス料込み）。