千葉「佐原商家町ホテル NIPPONIA」にTASTING BAR 佐原の伝統酒蔵の地酒を試飲

千葉県香取市の「佐原商家町ホテル NIPPONIA」に、地域で江戸時代から酒造を行う「馬場本店酒造」、「東薫酒造」の酒を試飲することができる「TASTING BAR」が新たにオープンします。

同ホテルがある千葉県香取市佐原は、江戸後期から明治前期にかけて水郷商都として発展した商家町。
利根川水運によって、周辺地域の物資の集散地として、また江戸への生活物資の供給地として栄え、その発展ぶりは「お江戸みたけりゃ佐原へござれ 佐原本町江戸優り」と謳われたほどです。
利根川流域の交通・経済・文化の中心だった江戸時代当時の風情やまちなみは現在も色濃く残っており、多くの観光客を楽しませています。

佐原周辺の地域は水源に恵まれたため、農産物の生産地としてはもちろん、米や大豆を加工する味噌、醤油、みりんなどの醸造業も大きく発展。全盛を迎えた明治初期には、30軒以上の酒造場が軒を連ねたとされています。
多くの造り酒屋はその歴史に幕を閉じていますが、馬場本店酒造、東薫酒造の2軒は伝統を守りながら地酒の生産を続けています。

「馬場本店酒造」は、300年以上にわたり伝統の製法を守り、日本酒・味醂の醸造をしてきた老舗。「TASTING BAR」では馬場本店酒造の最上白味醂を、ストレート、本直し(味醂焼酎「でぼけ」とあわせ、ロック/ソーダ割)、味醂トニック、味醂モヒートの4種のアレンジで飲み比べできます。

「東薫酒造」は、江戸時代後期から水郷地帯で産する良質な早場米などと水を用いて銘酒を醸造してきた造り酒屋。薫り高い日本酒を複数味わえます。

「TASTING BAR」は、フロント兼レストラン棟のKAGURA棟に常設でオープン、宿泊客は夕食の前後などで利き酒を愉しむことができるそうです。
KAGURA棟は、馬場本店酒造が明治時代から「最上白味醂」をしぼっていたかつての味醂蔵で、蔵特有の重厚感ある雰囲気の中で地酒を愉しめます。

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