〝地域と肌〟を潤す茶実油の無添加石鹸 耕作放棄茶園から生まれた「ARINOMAMA TEA OIL SOAP」

「Happy Care Life」(佐賀県嬉野市)はこのほど、障がい者を雇用し石鹸製造をされている「ねば塾」(長野県佐久市)とコラボし、耕作放棄茶園からとれる〝茶の実〟から油を抽出してつくった石鹸「ARINOMAMA TEA OIL SOAP」を発売しました。

「お茶=茶葉」のイメージが一般的ですが、茶葉を収穫するためには花が咲いたり、実がなったりしないような管理が必要だそうです。このため、耕作放棄された茶園では自然に花が咲き、実がなります。

茶の木は元来椿科で、茶の実からは油が採れ、中国の一部の地域では〝不老長寿の油〟として使用されていたり、ビタミンEやコエンザイムQ10などの美容と健康に良いといわれる成分をたくさん含んだりするなど、良質な油とされています。

しかし、乾燥させ、殻を割った10キロの茶の実から抽出できる油はわずか1キロ。その効率の悪さから、茶実油は良質な油であるにも拘わらず市場にあまり出回らない希少な油と言えます。

佐賀県嬉野市では、かつて地域を支えていた茶畑の耕作放棄が進んでいるそうです。しかし、荒れた茶畑にも茶の実が実っていて、その実を地域住民に協力してもらい集め、乾燥させ、じっくり丁寧に搾って上質な油を抽出したそうです。

こうしてつくった「ARINOMAMA TEA OIL SOAP」は、希少な油を使用した無添加で肌に潤いを与える石鹸。マイルドできめ細かい泡で、顔から体まで洗え、敏感肌の人や赤ん坊もぴったりで、リフレッシュ効果も期待できるマンダリンオレンジの香りも楽しめるそうです。

茶畑を整備し茶の実を収穫、油を抽出することで耕作放棄茶園を活用することができるほか、茶葉と比べて管理作業が少なく高齢者でも収穫しやすいという利点があることから、集めてきた茶の実を買い取ることで、地域に還元しています。
「ARINOMAMA TEA OIL SOAP」は、成分が石鹸素地、水、グリセリン、マンダリンオレンジ果皮油、チャ種子油(茶実油)で、内容量96グラム、価格は1200円(税別)

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