甲賀市発のブランド茶「ほうじ」はいかが?紅茶のような香りと焙煎による旨味ある味わい

滋賀県の歴史あるほうじ茶の味を未来に伝えるため、独自の製法で焙じた産地限定のブランド茶「土山一晩ほうじ」(つちやまひとばんほうじ)が開発され、このほど販売されました。

近年、相次ぐ天災や新型コロナウイルスの影響によりお茶の消費が伸び悩む中で、全国に茶産地が独自にプロデュースするほうじ茶ブランドが少ないことから、特産品として「土山一晩ほうじ」を開発したそうです。

「土山一晩ほうじ」は、甲賀市による独自の認証ほうじ茶で、紅茶のような花のような華やかな香りと、焙煎による旨味ある味わいが特徴。

滋賀県産茶葉の約9割を生産する甲賀市の土山産茶葉を使用することや、12時間以上萎凋(いちょう)という工程を経た香り高い茶葉を使用すること、県内の茶匠、土山の生産者が焙煎することなどを認証規格としているそうです。

「土山一晩ほうじ」の特長の一つが「萎凋」と「焙煎」の掛け合わせで生まれる香り。
「萎凋」とは、摘み取った茶葉を寝かせて「しおらせる」ことで、この過程で茶葉は微発酵し、ほの甘い草花のような香りを放ち始めるそうです。

一方、「焙煎」は茶葉を焙じることで、茶葉を火で炒ることにより芳ばしい香りが立ちのぼります。この「萎凋」と「焙煎」の両方を経て、2系統の香りを交差させることで、香り高いお茶に仕立てています。

また、もう一つの特長が茶農家、茶匠が協力して、それぞれ自分のところの「土山一晩ほうじ」をつくることで、これにより香りも味も一通りとはなっていないそうです。

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