ノルウェーの大型帆船が9月に横浜、那覇などに寄港 SDGsへのコミットメントとして地球一周の航海

国連の定めた「海洋科学の10年」の取組みの一環として、19か月をかけて地球を一周する航海「ワン・オーシャン・エクスペディション」に出発したノルウェーの大型帆船「スターツロード・レムクル号」が9月12日から10月7日にかけ、横浜、那覇、石垣に寄港します。

「ワン・オーシャン・エクスペディション」はノルウェー政府、ユネスコ、ユニセフ、ノルウェー国内外の大学や海洋研究機関などの協力で実施されているもので、持続開発な可能のために海洋が果たす重要な役割を各国に伝えるそうです。

2021年から2030年は国連の定めた「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」です。「スターツロード・レムクル号」は持続可能な開発における海洋の重要な役割を伝えることを目的に2021年8月にノルウェーを出発しました。 船には十分な研究設備が備わっており、航海を通じて、若者、科学者、国際的なリーダーが協力し、教育、科学、技術などの分野で海に関する新しい知識を構築するそうです。

2023年4月の航海終了までに55000カイリを航行して世界36港を訪問する予定で、9月の横浜寄港はアジアのでは初めての訪問となります。
予定では横浜港(横浜ハンマーヘッド)が9月12日~15日、那覇港が9月24日~28日、石垣港が10月1日~7日。

横浜滞在中には、SDGsのテーマに沿って海洋科学への関心を喚起するためのビジネス・学術セミナーなど、関係者向けのイベントのほか、9月13日には、海洋・極地研究の一般むけプレゼンテーションを行う「オープンシップ」も予定されています。

各港の間の航行では、リーダーシップやサステナビリティに関するセミナーや講座のために、企業や学術機関が船をチャーターするそうです。

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