これペーパークラフト? 第二次大戦中盤にドイツ軍「タイガー戦車」 「歴史群像」30周年の特別付録

「人類の歴史は戦いの歴史」と言われます。戦史を知ることは人類やその文明を知ることでもあります。

そんな戦史愛好家に支持される専門誌に「歴史群像」がありますが、6月号では「歴史群像」創刊30周年を記念した特製付録として、「これが本当にペーパークラフト?」と思えるような、第二次大戦中にドイツ軍が開発し連合軍将兵に恐れられた「ティーガーⅠ重戦車」の精密なペーパークラフトが付いています。

「ティーガーⅠ重戦車」は、第二次大戦中盤にドイツ軍が戦場に投入し、連合軍将兵を恐れさせた重戦車です。英語読みでは「タイガー」で、こちらの方がなじみのある人が多いかもしれません。

ペーパークラフトのスケールは戦車のプラモデルでも標準的な35分の1。モデルとしたのは、敵戦車150両を撃破したドイツ陸軍の戦車エース、オットー・カリウスが搭乗していた第502重戦車大隊第2大隊17号車です。

一番前の外側の転輪が外されている点や、砲塔側面と同後部の雑具箱に示された217の車体番号、敵の歩兵が磁気吸着地雷を取り付けるのを防ぐため車体と砲塔の側面に施されたツィンメリットコーティングなど、写真や資料をもとに細部まで徹底して再現してあります。

砲身が上下動し、砲塔も回転。6月号の記事でも細部の構造とメカニズムを徹底解説しているので、戦車という兵器がどのような構造と特徴をもっているかが「立体的」に理解できるかもしれません。

「歴史群像」には毎号、戦いに関するものを中心に、古今東西のさまざまな人物・事象をテーマとした20本以上の記事が掲載されています。これらのテーマひとつひとつにドラマがあり、そして人間理解のヒントが含まれているそうです。
歴史を知ることは未来を学ぶことにも通じます。世界で緊張が高まっている時代だからこそ、歴史を学ぶことが必要かもしれません。

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