新型コロナ禍でオンラインがすっかり社会に定着しました。その一方で、働き方の多様化などでフリーランスや起業、副業などが広がる社会になりつつあります。

そうした中、化粧品販売などの「ナリス化粧品」（大阪市）が、完全オンラインによる美容資格取得講座「ナリス　オンライン　ビューティカレッジ」を企画、４月1日からスタートします。

同社は、化粧品の製造・販売だけでなく、エステティシャンやメーキャップアーティストなどを育成する「ナリス ビューティ クリエーション カレッジ プリダージ」を運営しており、検定・資格取得をサポートする教育事業を行っています。

本来、美容のサービスは、対面式の接客や施術が基本で、美容資格の取得講座も、多くはリアルでの講座が当たり前となったいました。しかし、コロナ禍でリアルの講座は自粛せざるを得なくなりました。

同社は、リアルで行っていた講座を、動画聴講や講師とのオンライン授業に切り替えるなど美容講習の在り方を模索。その中で、女性の働き方の意識の変化などで、販売力強化セミナーの受講者が前年比137％と増加したそうです。

これまでも、時間や場所の問題、育児中などの理由で、資格取得を断念していた女性や、副業を目指している女性から、オンライン受講の要望が多数あったことやカリキュラムをより充実させることなどで、完全オンラインスクールとなったそうです。

オンラインスクールは、個別の技術指導や相談も可能で、資格取得後のビジネスもサポート。また、日本エステティック協会やJAPAN　MAKE-UP ARTIST NETWORKの認定講師によるオンライン授業で、検定や資格取得まで、実践的に支援してくれるそうです。

料金は、最も講義時間が長いフェイシャルエステティシャン講座が88000円（税込み）、最も短い美肌エキスパート講座が9900円（同）。