派遣で最も譲れない条件ってなに?給与、仕事の内容、それとも自由度?

「自分のライフスタイルに合った仕事ができる」「色々な仕事をすることでスキルアップができる」-など、派遣社員にはさまざまなメリットがあるとされています。

もちろん、期間に上限があるなどデメリットもあるでしょうが、正規の雇用と異なり〝自由〟という魅力を求めて派遣で働く人もたくさんいます。では、実際に派遣で働いている人たちの譲れない条件とはどういうものでしょう。

2020年の派遣労働者は全国で143万人。雇用者全体(役員を除く)は5,661万人ですから、全体に占める派遣社員の割合は2.5%程度となり、ここ数年、この傾向は変わっていません。

派遣という働き方はすっかり定着したと言えますが、では、どのような条件で仕事を探しているのでしょうか。人材派遣のエン・ジャパンは先ごろ、同社の派遣情報サイト「エン派遣」で、ユーザーを対象に「働きたい仕事の条件」についてアンケート調査を実施、5,135人が回答しています。

まず、「仕事探しにおいて譲れない条件はありますか?」ときいたところ、89%が「ある」と回答しています。ほとんどの人が、自分で考える〝譲れない条件〟を持っているようです。

では、その条件とはどういうものでしょう。「譲れない条件がある」と回答した人に、その譲れない条件を聞いたところ、「勤務地」が64%でトップ、次いで「勤務時間」(47%)、「時給など給与額」(33%)と続きました。

反対に、妥協できる条件は、「服装・髪型・ネイルの自由度」が39%でトップとなり、「派遣先の業界・規模」(31%)、「福利厚生」「副業・Wワークの可否」(それぞれ21%)などとなりました。

「勤務地」を譲れない条件とした人に理由を聞いたところ「通勤時間を無駄にしたくないし、このご時世に満員電車に乗りたくない(29歳)」「子供を幼稚園に預けているので、できれば近場で働きたい(33歳)」「このご時世なので、在宅ワークで働きたい(41歳)」などとさまざまな理由が寄せられたそうです。

そうした多様な条件を満たす働き方が派遣社員と言えるのでしょう。

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