新生姜の岩下食品「新ロゴ」、なんで鹿? おいしさを届ける守り神!?

「岩下の新生姜」で知られる「岩下食品」が、新しい歴史をスタートさようとコーポレートロゴを36年ぶりに一新しました。シンボルマークには「鹿」を採用しているのですが、食品会社のマークになぜ鹿が登場したのでしょう。

今回のロゴの改革は、リブランディングといっていいものなのかもしれません。1987年発売のロングセラーである「岩下の新生姜」という商品がある一方、岩下和了社長自身が「いつも新しく楽しい『物語』を提供することで、お客様に、いつもフレッシュな美味しさを感じて頂きたいと願っている」と語るように、新しい岩下食品への生まれ変わり知ってもらいたいとの思いが込められているようです。

「岩下食品」というロゴタイプは、これまでは食品製造販売会社として固いイメージでしたが、新しいロゴタイプは、やさしい茶系の色合いで食品会社としての信頼感や誠実さを大切にしながら、岩下の新生姜のスライスをイメージしたピンクのモチーフをあしらい、遊び心やワクワクする楽しさを表現したものとなっています。 ロゴタイプに付随するショルダーコピーは「いつも新しい物語を」。ロングセラーを守り続けながらも、新製品のような驚きや喜びになるように消費者の心を動かしてゆくという決意が込められているそうです。

そして、シンボルマークですが、ここに「鹿」が登場します。この鹿は「イワシカ」と名付けられたもので、実は2015年6月に開設した「岩下の新生姜ミュージアム」(栃木市)内の「ジンジャー神社」の「護り鹿」として誕生した公式キャラクター。

顧客に可愛がられ、のびのびと自由に、ワクワクするような楽しさを届けてゆく会社でありたいという企業姿勢を、笑顔を生み出してしまうような「イワシカ」に込めたものだそうです。

実は、「岩下の新生姜」は類似品被害が相次ぎ、消費者の誤認を防ぐために2021年9月から商品パッケージのアイキャッチとして採用したそうです。今後、ロゴマークにも採用したことで、岩下の新生姜をはじめ岩下食品の商品パッケージに順次採用し、類似品との識別を容易にするとともに、岩下食品の認知向上にも活用するそうです。

つまり、ロゴマークの「鹿」は、岩下食品の美味しさを消費者に届ける守り神ということのようです。

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