冬の温泉はヒートショックの危険性も!大江戸温泉物語が安心して入浴できる秘訣を伝授

寒さが深まれば深まるほど、あったかい温泉で身を浸したいと思う人も多いでしょう。しかし、冬の温泉は注意も必要です。場合によれば「ヒートショック」を起こし、命を落とすこともあるそうです。

厚生労働省の推計では年間年間で19,000人前後の人が亡くなっており、2016年には交通事故による死亡者数を超える事態にもなったそうです。

全国39カ所で温泉宿・温浴施設を展開している「大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ」は、そんな温泉事故を避けるための「冬の温泉入浴の秘訣」を公開しています。

「ヒートショック」とは、温度変化によって急激に血圧が乱高下することで心臓や脳の血管にダメージを与え、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすものですが、少しの注意を払えば安心して楽しめます。

その注意というのは決して難しいものではなく ①食事・飲酒直後の入浴は控える ②入浴前・入浴後に水分を十分に取る ③入浴前にかけ湯をする ④急に胸まで浸からず、まずは半身浴 ⑤湯船で10分以上の長湯をしない-の5点です。

いずれもちょっと考えれば分かるような感じですが、例えば「食事・飲酒直後の入浴は控える」のは、食事をした約20分後から消化のために血流が腸に集まり、脳への血流が保てなくなることで過度に血圧が低下し、めまいや失神を起こしやすい状態になるためだそうです。

このようにいずれも合理的理由があり、こうした注意を守ることが、健康を守りながら温泉を楽しむことにつながります。

ちなみに温泉は自宅の風呂と違うので、気遣いとマナーを守ることも必要です。

このため、同社の大分県・別府清風の大浴場では「心得」も掲げられているそうで、紹介します。

1.気持ちよくその湯に入らんとする時は、かかり湯をして体清めよ。

2.浴室は、浮世の疲れ流すもの。騒ぐは風流知らぬ者なり。

3.借りし桶、元にもどすはここちよし。お湯にも作法あると思へよ。

4.脱衣所に上がりし時は心して。体拭くこそ大事なりけれ。 5.湯につかる人の心は、おだやかに。思いやりこそ、功徳なるかな。

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