就活生の4割強「企業のSDGsへの取り組みが就職志望度に影響する」 キャリタス就活「就活生の企業選びとSDGsに関する調査」

就活生の4割強が、企業のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが就職志望度に影響すると考えている-。新卒向け就職メディア「キャリタス就活」などを運営する「ディスコ」が先ごろ実施した「就活生の企業選びとSDGsに関する調査」で、こんな結果が分かりました。企業のSDGsへの取り組み度合いは人材確保にも影響する可能性があることが浮き彫りになりました。

同社は8月、2022 年春に卒業予定の学生を1055人を対象にインターネット調査を実施しました。

調査で、「SDGs」の認知度を尋ねたところ、「詳しく知っている」が 22.7%、「ある程度知っている」が63.9%となり、計86.6%がSDGsw認識していることが分かりました。2020 年卒者と比較すると 30 ポイント以上増加しており、この 2 年で認知度が大きく上昇したそうです。

就職活動中に企業の SDGs の取り組みに関して「よく見聞きした」という学生は35.6%で、「ある程度見聞きした」が50.0%となり、 計85.6%が見聞きしていました。属性別に見ると、文系・理系ともに男子よりも女子で頻度が高く、特に理系女子では「よく見聞きした」が44.2%に達しました。

企業の SDGs への取り組みと就職志望度の関連について尋ねたところ、SDGs に積極的に取り組んでいることが、その企業への志望度に「影響する」と回答した学生は33.9%、「とても影響する」が7.3%となり、計41.2%がSDGs への取り組んでいる企業を志望対象にしていることが分かりました。企業側からすれば、自社の取り組みをしっかりと伝えることが不可欠と言えるでしょう。

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